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人生を豊かにするための大冒険(大放言)

クラリス萌えは大人の証し【ルパン三世 カリオストロの城 MX4D版】

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金曜ロードショーで、繰り返し放送されている「ルパン三世 カリオストロの城」。

子供のころは、クラリスが可愛いと思ってませんでした。
ルパンは好きですが、カリオストロの城自体が特別に面白いという印象もありませんでした。
小学生のときを最後に、改めて見直すこと無く社会人になりましたが、「クラリスたん萌え」や「宮﨑駿監督最高傑作」といった「カリオストロの城」に対する周囲の評価と、自分の中の印象とのギャップは開くばかり。
そこで、せっかくなのでMX4D化された「カリオストロの城」を観てきました。

www.lupin-3rd.net

まず本作はMX4Dですが、3Dではありません。

眼鏡なしで鑑賞できるので、非常に楽ですが、モーションや特殊効果だけでMX4D料金分の満足は得られるのか、というところが問題です。
ストーリーは完全にネタバレしているので、この映画の評価は大画面で鑑賞できることと、MX4D化の出来にかかっています。

 

そして、この点は想像を大きく超えて大満足でした。

 

これまでハリウッド大作4つをMX4Dで鑑賞しましたが、モーション、特殊効果の面白さはそれらを凌いで歴代最高です。
とにかく緩急もつけて上手に動くし、水飛沫は多く飛びます。劇場が白んで現実に引き戻されがちなフラッシュの乱発もない。
どこのシーンとは申しませんが、本当に頭を持っていかれるほど揺れますし、絶妙なタイミングで動いて驚かされます。

 

宇宙でのドッグファイトより、地べたのサスペンスコメディのほうが揺れるって、どういうことやねんとか心の中でツッコめて、2度も3度も美味しいスルメでした。
マッサージで、笑わせてくれる場面もありました。MX4Dでまた観たいと思った映画は初めてです。

 

やはりリバイバル上映であり、MX4Dでどれだけ観客の心を掴めるかが勝負ですから、相当力を入れて調整したのでしょう。

 

これは推測ですが、観客がほぼ玄人の大人で占められ、子供が少ないだろうということを見込んだ上、モーションも普通はやらない仕様の限界まで振ったのではないでしょうか。

これまで観てきたMX4D作品との違いを考えると、初上映の映画の場合、映像やストーリーをしっかり観て欲しいという制作側の意向が働くと、どうしても抑えめのモーションにすることもありそうです。
外国語映画だと、単純に字幕が読めないと困る、というような制約もあるのかもしれません。
「カリオストロの城」はよく知られた作品で、かつアニメで日本語作品ですから、しがらみは一切なくぶん回せるわけです。

 

もしこの推測が外れていて、モーションの振り幅が特段他の作品とは変わっておらず、この感動が調整によって生み出された心理的な作用で増幅された結果だとしても、MX4Dの可能性を大いに感じられる良作であるということは変わりません。

 

今後、同じような流れや背景をもったMX4D作品が上映されることがあれば、積極的に観に行ってみようと思います。

 

そしてクラリスたんですが、北の塔内でのシーンでもう嫁にしたいレベルに感情が高まってしまいました。

 

いちいちかわいすぎるやろ。優しいし健気だし、はかなさや自己犠牲精神もあるけど、芯には自分の意志もちゃんとあって強い。

宮﨑駿監督の絵柄は好みではないので、そこまで萌えることはないだろうと高をくくっていたのですが、脳内補正が働くと抗えませんでした。
こういう女性像に、子供の頃には決して抱かなかった魅力を見出してしまうのは、それだけ自分が大人になったということでしょうか。。。

 

フランとかマルクとか、赤地に黄色い鎌と槌と五芒星の国旗とか、おじさん狙いの小道具にニヤリとすると、余計に年齢を感じます。

「ウォンまである!」という台詞なんて、上映当時は漢江の奇跡前。彼の国が存在感を大きくした今では理解しづらい表現かも知れません。

 

このMX4D版の面白さは、絶対に金曜ロードショーでは味わえないので、ぜひ劇場まで足を運んでいただくことをオススメします。

 

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